広島県神石高原町山里暮らし体験
広島県・神石高原町の
「山里暮らし体験」
山里の人や暮らしに触れ、心豊かな暮らしを発見する、そんな体験を目指しています。
神石高原町小畠地域は、原爆の恐怖と悲劇を描いた井伏鱒二の文学小説「黒い雨」の舞台地となっています。神石高原町の平和学習では、小説「黒い雨」を参考資料として学習し、実際の舞台地の散策や講話を聴くことで、原爆・戦争・平和についての理解を深めていきます。
【最大人数】50人
【所要時間】2時間~
【受入期間】通年
【内 容】ドラマ「黒い雨」鑑賞・三和中学校などとの意見交換・平和ガイドによる講話
小説「黒い雨」/井伏鱒二 著
一瞬の閃光に街は焼けくずれ、放射能の雨のなかを人々はさまよい歩く。原爆の広島――罪なき市民が負わねばならなかった未曾有の惨事を直視し、“黒い雨”にうたれただけで原爆病に蝕まれてゆく姪との忍苦と不安の日常を、無言のいたわりで包みながら、悲劇の実相を人間性の問題として鮮やかに描く。被爆という世紀の体験を、日常の暮らしの中に文学として定着させた記念碑的名作。(新潮社より抜粋)
「黒い雨」は、井伏氏の知人・重松清馬(神石高原町旧三和町出身)の克明な原爆体験手記「重松日記」や彼らが集めた被爆者の人々の体験記をもとに神石高原町を舞台に描かれた小説です。
志麻利では井伏鱒二氏の直筆原稿・小説のモデルである重松清馬氏との写真、往復書簡の写し、「黒い雨」を連載した当時の文学誌など約80点を展示しています。また、志麻利をスタート地点とした「平和ロード」では、小説の舞台地や文学碑等を巡ることができます。